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NEC、AIを活用した自己学習型異常検知技術を開発

NECは、人工知能によりサイバー攻撃を自動検知する「自己学習型システム異常検知技術」を開発したと発表した。

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「自己学習型システム異常検知技術」のイメージ(画像:NEC)

同技術は、攻撃を受けたシステムの変化からサイバー攻撃を検知するもの。具体的には、パソコンやサーバなどの通常の状態を機械学習し、現在のシステムの動きをリアルタイムに比較、分析を行い、通常とは異なる動作を異常として自動的に検知する。

同技術では、ログ収集や監視にあたり、従来より軽量なエージェントソフトを用意。同社の説明によれば、従来の人手による作業と比較して、10分の1の時間で被害範囲の特定が可能だという。またシステム管理ツールやSDNを活用することで、特定した被害範囲をネットワークから切断して自動で隔離することができる。

(Security NEXT - 2015/12/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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