金融庁のフィッシングサイトが稼働中 - フィ対協が注意喚起
国内のオンラインバンキングユーザーを狙い、フィッシングサイトへ誘導する新型マルウェアが発見されたが、誘導先のフィッシングサイトが依然稼働中であるとして、関係機関が注意を呼びかけている。

金融庁を装ったフィッシングサイト(画像:フィッシング対策協議会)
問題のフィッシングサイトは、金融庁の注意喚起に見せかけた内容で、国内銀行のセキュリティレベルを向上させる取り組みを行っているなどと説明。暗証カードのバージョンアップを行うなどと説明し、質問や合言葉、口座番号、暗証番号、第二認証、メールアドレス、パスワードなどを騙し取る。
フィッシングサイトは、10月16日の時点で稼働しており、フィッシング対策協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。
今後も類似したフィッシングサイトが公開される可能性があるとして注意を呼びかけるとともに、同様の攻撃を見かけた場合は、同協議会へ連絡してほしいとアナウンスしている。
(Security NEXT - 2015/10/16 )
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