個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄か - 厚労省
厚生労働省は、個人情報を含む行政文書ファイル2冊が所在不明になっていることを明らかにした。
所在不明になっているのは、2003年度の埼玉地方労働審議会に関わる行政文書ファイル2冊。保存期間は10年間で、期間終了後は国立公文書館へ移管されるが、4月13日に職員が紛失に気付いた。事務室や倉庫を捜索したが、発見できなかったという。
紛失したファイルには、2003年度当時に埼玉労働審議会の委員だった18人の氏名や住所、口座番号、委員手当支給額のほか、勤務先の名称や所在地、電話番号などが記載された書類が含まれる。
職員に聴き取り調査をしたところ、紛失したファイルの背表紙には保存期限の表記のみで、移管対象であることを示す記載はなかったことがわかった。そのため、不要文書の廃棄時に誤って処分された可能性が高いとしている。
同省では、対象となる委員に連絡し、謝罪。紛失した書類を復元して国立公文書館に移管するとしている。
(Security NEXT - 2015/06/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保