Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ホンダのAndroidアプリに脆弱性 - 修正版が公開

本田技研工業が二輪車オーナー向けに提供しているAndroidアプリ「Honda Moto LINC」に、中間者攻撃を受けるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。修正版が公開されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同1.6.1」にSSL証明書を正しく検証しない脆弱性「CVE-2015-2943」が含まれていることが判明したもので、以前のバージョンも影響を受けるという。脆弱性を悪用された場合、マンインザミドル(MITM)攻撃を受けるおそれがある。

今回の脆弱性は、小林靖幸氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。脆弱性の判明を受け、同社はGoogle Play経由で修正した「同1.6.2」の提供を開始している。

(Security NEXT - 2015/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ