Adobe 、Flash Playerの更新を公開 - 脆弱性18件を解消
Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。18件の脆弱性に対処したという。

「Adobe Flash Player」のアップデートを公開したAdobe Systems
今回のアップデートは、メモリ破壊やバッファオーバーフロー、型の取り違え、チェックの時間差に起因する「TOCTTOU(Time of Check to Time of Use)」など、18件の脆弱性に対処するもの。悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。
同社は「Windows」および「Mac OS X」、「Chrome」や「Internet Explorer」の同梱版に脆弱性を解消した「同17.0.0.188」を提供。最新版を利用できないユーザーに対しては「同13.0.0.289」、「Linux」向けに「同11.2.202.460」を用意した。また、「Adobe AIR」向けに「同17.0.0.172」を提供する。
適用優先度は、「Windows」「Mac OS X」およびブラウザ同梱版については、3段階中もっとも高い「1」に設定。72時間以内のアップデートを呼びかけている。「Linux」および「Adobe AIR ADK」の適用優先度についてはもっとも低い「3」とした。
修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2015-3044
CVE-2015-3077
CVE-2015-3078
CVE-2015-3079
CVE-2015-3080
CVE-2015-3081
CVE-2015-3082
CVE-2015-3083
CVE-2015-3084
CVE-2015-3085
CVE-2015-3086
CVE-2015-3087
CVE-2015-3088
CVE-2015-3089
CVE-2015-3090
CVE-2015-3091
CVE-2015-3092
CVE-2015-3093
(Security NEXT - 2015/05/13 )
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