Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メール共有ソフトの添付ファイル処理にXSSの脆弱性

ラクスが提供するメール共有ソフト「メールディーラー」に脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同11.2.1」および以前のバージョンに、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2015-0915」が含まれている。

添付ファイルにおけるファイル名の処理に問題があり、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるおそれがあるという。

同社では、脆弱性を解消した新版の提供を開始しており、バージョンアップを呼びかけている。またクラウド版については対応を終えているという。

今回の脆弱性は、ラックの山崎圭吾氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

(Security NEXT - 2015/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起