新生銀やセブン銀のフィッシングに注意 - 文面を使い回して攻撃中
フィッシング対策協議会は、「新生銀行」や「セブン銀行」を装ったフィッシング攻撃が発生しているとして、注意喚起を行った。「三菱東京UFJ銀行」の利用者を狙ったフィッシング攻撃と同じ文面を用いていたという。
今回確認されたのは、「メールアドレスの確認」「本人認証サービス」などといった件名で送信されているフィッシングメール。利用者の個人情報がネットショップに不正取得されたとし、安全のためシステムをアップグレードしたなどと騙す内容で、アカウントを凍結することをほのめかして不安を煽り、メールの本文中にあるURLへアクセスさせようとしていた。
いずれのケースも、本文が「こんにちは!」と金融機関らしからぬ書き出しではじまっていた。また文面は、三菱東京UFJ銀行の利用者を狙ったケースとまったく同じで、金融機関名だけ変えて送信しており、コピーライトの表記には、三菱東京UFJ銀行に関する表記が残ったままだった。
リンク先は、正規サイトのデザインを模倣したフィッシングサイトで、アカウント情報の入力を求める。同協議会では、4月21日の時点でフィッシングサイトの稼働を確認しており、サイト閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターに調査を依頼。類似した攻撃が発生する可能性もあるとして、広く警戒を呼びかけている。
(Security NEXT - 2015/04/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生