Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MSの一部更新プログラムに不具合 - ハングアップのおそれ

日本マイクロソフトが、12月10日に公開した一部更新プログラムに不具合があることがわかった。インストールすると、システムが停止するおそれがあるという。

同プログラムは、Windows Update経由で配信された「Visual Studio 2012」向け更新プログラムである「KB3002339」。「VS 2012」においてプロジェクトを開いた際、予期しないダイアログボックスが開く問題を修正するために公開された更新プログラムで、脆弱性を修正する「セキュリティ更新プログラム」ではない。

同社によれば、同更新プログラムをインストールするとシステムがハングアップするという。同社は不具合の報告を受け、Windows Update経由の配信を停止するとともに原因を調べている。

また「Windows Server Update Services(WSUS)」経由で、ユーザーに同プログラムを配布している利用者に対し、更新プログラムの配信を停止するよう注意を呼びかけている。

同社では、システムの復元ポイントを使用することで復旧したケースを確認しているが、他の方法についても調査を進めているという。

(Security NEXT - 2014/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
乗換案内サイトで別の顧客情報を表示 - キャッシュ不備で
キャンペーン応募サイトで設定ミス、個人情報を誤表示 - ヤマナカ
オンラインデザインツール上で他校生徒情報が閲覧可能に - 鹿島市
サーバに不正アクセス、被害範囲などは調査中 - 高見澤
番組モニター資料に別人向けデータ、システム不具合で - NHK
「a-blog cms」に脆弱性、すでに攻撃も - 侵害状況の確認を
新規アプリ登録者のメアド流出、システム設定ミスで - マクドナルド
ネットワーク設定変更で不備、個人情報流出の可能性 - ファストリ
コラボアプリで承認ミス、小学校職員グループに児童が参加 - 石狩市