Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「bash」脆弱性狙う「ShellShock攻撃」が発生中 - ねらいはサーバのボット化か

一部LinuxディストリビューションやMac OS Xなどでデフォルトのシェルとして採用されている「bash」に深刻な脆弱性「CVE-2014-6271」が見つかった問題で、日本IBMは、同脆弱性を狙った通信を複数確認しているとして注意を呼びかけている。

今回の脆弱性を悪用しようと試みる、通称「ShellShock攻撃」を確認しているもの。観測した攻撃のなかには、「DoS攻撃」を行うための不正プログラムをサーバに設置する動きのほか、「ping」を利用し、脆弱性の有無を探索する動きもあったという。

同社では、ディストリビューターなどが提供するアップデートの適用や、JPCERTコーディネーションセンターが呼びかける緩和策の実施など対策を講じるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正