7月のフィッシング報告、前月から7割減 - ゲーム関係の攻撃縮小が影響
フィッシング対策協議会は、7月におけるフィッシングの報告状況を取りまとめた。前月に6割を占めたオンラインゲーム関連の報告が激減したのが原因だという。
同協議会によれば、7月に寄せられたフィッシングの報告件数は1354件。4403件と過去2番目に報告件数が多い月となった6月から3049件減少した。
前月との比較では、状況が大幅に改善されているが、500件に満たない範囲で推移していた2013年後半と比べれば、依然として高水準で推移しており、予断を許さない状況となっている。
フィッシングサイトの公開に利用されたURL件数も、前月の824件から417件へと半減。ただし、2013年と比較するとまだ改善されたとはいえない状況。フィッシングに悪用されたブランド件数は前月を3件上回る17件だった。
7月において報告数が大幅減となった背景には、前月から9割減となったオンラインゲーム関連のフィッシング報告の減少がある。
URLの報告に関しても、オンラインゲームに関するものは全体の2割にとどまり、8割を金融機関のフィッシングサイトが占めた。オンラインゲームが6割、金融機関が4割だった前月と逆転している。
(Security NEXT - 2014/08/04 )
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