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ベネッセの個人情報漏洩に便乗、都職員を騙る不審電話 - 個人情報収集が目的か

ベネッセコーポレーションから顧客情報が流出した問題に便乗し、東京都の職員を装って個人情報を聞き出そうとする不審電話が発生している。

東京都生活文化局によれば、同局の都民生活部地域活動推進課の職員を名乗り、通販サイトなどに個人情報が流出していると嘘の説明をして個人情報を聞き出そうとする電話があったとの通報が、22日までに5件寄せられたという。

電話の具体的な事例では、「あなたの個人情報が漏洩しているか確認したい」として、ネット通販関連の企業に登録しているか聞き出そうとしていた。

また「ベネッセの個人情報流出事件に関してあなたの情報が流出している」「有名企業数社からあなたの情報が漏洩している」となどと説明。情報を削除するためには代わりの人を登録する必要があるなどと説明して、削除の見返りとして個人情報を求めるケースもあった。

都では、このような電話で個人情報を聞き出すことはないとして、不審な電話があった場合は相手にせず、都に連絡するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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