Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

【脆弱性】Adobe、「Flash Player」のアップデートを公開 - 72時間以内に適用を

Adobe Systemsは、深刻な脆弱性を解消する「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。

今回のアップデートは、セキュリティ機能がバイパスされる問題など3件の脆弱性を修正したプログラム。脆弱性が悪用されるとシステムの制御を奪われるおそれがある。

今回修正した脆弱性のうち、「CVE-2014-0537」「CVE-2014-0539」の2件に関しては、バグハンターとして知られるMasato Kinugawa氏から報告されたものだった。

同社は、「Windows」および「Mac OS X」向けに脆弱性を解消した「同14.0.0.145」を用意。また「Linux」向けに「同11.2.202.394」を提供する。

さらに「Chrome」や「Internet Explorer」に同梱されているプログラムについては、各ソフトのアップデートを通じて「同14.0.0.145」が提供される。「Adobe AIR SDK」に関しても「同14.0.0.137」をリリースした。

適用優先度は、「Windows」や「Mac OS X」、ブラウザの同梱版については3段階中もっとも高い「1」としており、72時間以内にできる限り早くアップデートするよう推奨。「Linux」や「Adobe AIR」については3段階中もっとも低い「3」にレーティングしている。

(Security NEXT - 2014/07/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache httpd」にSSRFやセッションハイジャックなど複数脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 複数脆弱性を修正
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消
脆弱性4件を修正、「rsync」の深刻な脆弱性も解消 - GitLab
「PAN-OS」「GlobalProtect App」など複数製品の脆弱性を解消 - Palo Alto
「EPM」や「EPMM」などIvanti複数製品に脆弱性 - 悪用は未確認
Adobe製フォーム作成管理ツールに悪用リスク高い脆弱性
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性 - 緊急アップデートを