最新OS「iOS 7.0.6」「iOS 6.1.6」が公開 - 信頼できるネットワークで更新を
Appleは、iPhoneやiPadなど同社スマートデバイス向け最新OSである「iOS 7.0.6」および「iOS 6.1.6」の提供を開始した。
今回のアップデートは、脆弱性「CVE-2014-1266」に対処するプログラム。脆弱性を悪用されると、SSLによる接続において安全な接続を確立できず、通信を盗聴されたり、改変されるおそれがある。
セキュリティベンダーであるESETは、今回の脆弱性について、オンラインバンキングやオンラインショッピングを利用する際に重要な情報が奪われるおそれがあると危険性を指摘。アップデートを呼びかけている。
さらにアップデートの配信に利用される「ソフトウェア・アップデート」において、正当性を確認する際にもSSL接続が利用されているため、公衆無線LANなどでのアップデートを避け、信頼がおけるネットワーク経由でアップデートする必要があると説明している。
また、更新プログラムの提供により脆弱性の詳細が明らかとなることから、アップデートを適用していない端末が、今後狙われる可能性があると指摘。今回の更新が重要なアップデートであることをあらためて強調した。
(Security NEXT - 2014/02/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
Apple、「iOS 18.4.1」「iPadOS 18.4.1」を公開 - ゼロデイ脆弱性を修正
先週注目された記事(2025年3月30日〜2025年4月5日)
Apple、旧スマート端末向けにアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応
Apple、「iOS 18.4」「iPadOS 18.4」公開 - 60件以上の脆弱性を解消
IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」、申請受付を開始 - 特別料金も
Apple、「macOS Sequoia 15.3.2」や「Safari 18.3.1」をリリース
Apple、「iOS 18.3.2」など公開 - 旧iOSにゼロデイ攻撃の可能性
NTTコムにサイバー攻撃 - 法人顧客情報が流出した可能性
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開