Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

農研機構や生物研でメールアカウントの乗っ取り被害 - スパム送信の踏み台に

農業・食品産業技術総合研究機構や農業生物資源研究所で、職員のメールアカウントがスパムメールの送信に悪用される被害が相次いで発生していたことがわかった。

農研機構では、2013年12月31日に研究員のメールアカウントが不正に利用され、スパムメールが大量に送信されていることに気が付いた。生物研においても不正メールを大量送信するために、職員のメールアカウントが乗っ取られていることが1月6日に判明したという。

いずれの組織も、対策を講じた上で被害が発生した原因などを調べているが、今回の不正アクセスにともなう機密情報の漏洩は確認されていないと説明。関連する不審なメールを受信した場合は、削除してほしいと注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加