Adobe、「Adobe Reader」「Acrobat」で再発した脆弱性を修正 - Windows版のみ影響
Adobe Systemsは、脆弱性1件を修正した「Adobe Reader」および「Adobe Acrobat」を公開した。Windows版のみ影響があり、30日以内を目安にアップデートを推奨している。

Adobeが公開したセキュリティ情報
今回公開されたアップデートは、Windows版の「同XI(11.0.04)」で確認されたJavascriptのセキュリティコントロールに関する脆弱性「CVE-2013-5325」を解消するプログラム。
PDFファイルをブラウザで閲覧した際、URI処理におけるセキュリティ対策が回避され、任意のコードを実行されるおそれがある。以前修正した脆弱性が再び再発したもので、「同X(10.1.8)」やMac OS X版には含まれていないという。
同社では脆弱性を修正した最新版「同XI(11.0.05)」を公開。適用優先度は、3段階中2番目で30日以内のアップデートを目安とする「2」とした。
一方、情報処理推進機構(IPA)では、アドビシステムズからは「過去に攻撃リスクが高いとされたことのある脆弱性」であるとのアナウンスがあったとし、早急なプログラムの適用を呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/10/09 )
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