Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

RealPlayerに複数の脆弱性、アップデートを公開 - 悪用は確認されず

RealNetworksは、2件の脆弱性に対処した「RealPlayer」の最新版を公開した。同社ではアップデートを呼びかけている。

2件の脆弱性が明らかになったのは、Windows向けに提供されている「同16.0.2.32」。以前のバージョンも含まれる。「CVE-2013-4973」は、RMPファイルのファイル名を処理する際にスタックバッファオーバーフローが生じる可能性がある脆弱性。悪用された場合、リモートでコードを実行されるおそれがある。

また同社では、今回のアップデートでファイル解析時にメモリ破壊が発生する「CVE-2013-4974」を、今回のアップデートであわせて修正した。いずれの脆弱性も悪用の報告はないという。

同社ではWindows向けに最新版となる「同16.0.3.51」を公開。Mac OS Xは、脆弱性の直接的な影響は受けないものの、脆弱性を修正した「同12.0.1.1738」を提供開始した。同社は、脆弱性を回避するために最新版へアップデートするよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/08/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開