NICT、組織内部で発生したサイバー攻撃を視覚化する「NIRVANA改」を開発
情報通信研究機構(NICT)は、組織内部のネットワークにおける通信状況や、サイバー攻撃の警告を分析し、グラフィカルに表示するプラットフォーム「NIRVANA改」を開発した。

NIRVANA改の可視化画面(画像:NICT)
今回開発したのは、ネットワークをリアルタイムに可視化する「NIRVANA(nicter real-network visual analyzer)」を進化させたプラットフォーム。組織にマルウェアが侵入するといったセキュリティインシデントが多数発生しており、内部ネットワークの監視や分析の重要性が増していることから開発した。
具体的には、組織内ネットワークをリアルタイムに可視化。サイバー攻撃に関連した異常な通信を検知してアラートを表示する。さらに、ファイアウォールや侵入検知システムなど、セキュリティ機器の警告を集約して表示することも可能。対象とする組織内ネットワークは、アドレスブロック単位からIPアドレス単位の表示まで柔軟に変更できるという。
同機構では、6月12日より14日まで幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2013」のライブデモンストレーション「ShowNet」でデモを行う予定。
(Security NEXT - 2013/06/11 )
ツイート
PR
関連記事
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
サーバがランサム被害、情報流出など影響を調査 - サンエイ
まもなくGWの長期休暇 - セキュリティ対策の確認を
サーバがランサム感染、取引先情報が流出の可能性 - 無線通信機器メーカー
受託要配慮個人情報含むPC紛失、約1カ月後に回収 - 日本健康文化振興会
既知脆弱性による「FortiOS」侵害の新手法 - 初期経路封じても被害継続
IIJ、「Mirai亜種」解析ツールを無償公開 - C2や感染傾向を可視化
「Next.js」脆弱性の概念実証が公開 - 脆弱なサーバを探索する動きも
個人情報含むUSBメモリ4本が所在不明、監査で発覚 - 静岡県