フィッシングサイトのURL件数が激減 - 金融機関装う攻撃の減少が影響
フィッシング対策協議会は、4月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。報告件数をはじめ、攻撃に用いられたURL、悪用ブランドなど、いずれも減少した。
同協議会に寄せられた4月のフィッシング報告件数は26件。前月の69件から大幅に減少しており、ここ1年でもっとも低い水準となった。さらにフィッシングサイトに用いられたURLの件数は、2月から約4倍へと増加した3月の984件から21件へと激減するなど大きな動きを見せた。
フィッシングに悪用されたブランド件数に関しても、前月から半減して6件になるなど、すべての項目で縮小。同協議会によれば、前月まで多数寄せられていたクレジットカード会社や国内金融機関を騙る攻撃の減少が影響したという。
しかしながら、一方で「@nifty」などISPのウェブメールを装った攻撃も引き続き発生しており、引き続き注意が必要となっている。
(Security NEXT - 2013/05/02 )
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