脆弱性50件を修正するJavaの定例外アップデートが公開 - 悪用コード出回り前倒し
Oracleは、深刻な脆弱性を修正する「Java SE」の「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を2月1日付で公開した。2月中旬に予定していた定例アップデートを前倒しで公開したという。
今回のアップデートは、「JRE」や「JDK」におけるあわせて50件の脆弱性を解消したプログラム。セキュリティ以外の修正も行われた。影響を受けるのは「同7 Update 11」「同6 Update 38」「同5 Update 38」「同1.4.2_40」で、以前のバージョンも含まれる。
「Java SE」は、4カ月に1度、定期的にアップデートが公開されており、次回を2月19日に控えていたが、「JRE」の悪用コードが出回り、ゼロデイ攻撃のおそれが高まったことから急遽公開した。
同社では、1月にゼロデイ攻撃が発生した脆弱性「CVE-2013-0422」を含む複数の脆弱性へ「同7 Update 11」にて対応したばかりだったが、修正が完全ではなく悪用を懸念する声が一部専門家から上がっていた。今回のアップデートでは、「CVE-2013-0422」を含む累積的な問題を解消している。
(Security NEXT - 2013/02/04 )
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