Adobe、「Adobe Flash Player」のアップデートを公開
Adobe Systemsは、脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」のアップデートを公開した。
今回のアップデートは、システムをクラッシュさせ、制御を奪うことができる脆弱性「CVE-2013-0630」を修正したもの。同ソフトを供給している全プラットフォームが影響を受けるという。
同社では、WindowsとMacの利用者向けに「同11.5.502.146」を提供。Linuxには「同11.2.202.261」を用意した。
さらにAndroidユーザーには、「同11.1.115.36」「同11.1.111.31」を提供する。ただし、Androidへの新規提供は8月に終了しており、従来からの利用者に限られる。
「Chrome」や「Internet Explorer 10」へ同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応。また「Adobe AIR」についても修正を行っており「3.5.0.1060」で対処した。
適用優先度を見ると、Windows版が3段階中もっとも高い「1」にレーティングされており、72時間以内にできるだけ早く適用するよう推奨されている。Mac OS X版は1段階低い「2」で30日以内をアップデートの目安に設定。それ以外のプラットフォームは、適用優先度「3」となっている。
(Security NEXT - 2013/01/09 )
ツイート
PR
関連記事
「Citrix VAD」「Citrix DaaS」に脆弱性 - コンポーネントの更新を
「FortiWeb」に認証不要でコマンド実行が可能となるSQLi脆弱性
MS、7月の月例セキュリティパッチを公開 - 前月の約2倍
「OpenSSL 3.5.1」がリリース - コピペミス起因脆弱性を解消
「FortiOS」に脆弱性 - アドバイザリ3件を公開
米当局、2019年以前の既知脆弱性4件を悪用リストに追加
FTPサーバ「WingFTP」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
トレンドマイクロ製パスワード管理ツールに複数の脆弱性
「WAGO Device Sphere」に脆弱性 - 同一証明書により認証回避が可能
「XenServer 8.4」に脆弱性 - アップデートをリリース