Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングサイトのURL件数が前月の5倍に - 米クレカ会社装う攻撃で急増

フィッシング対策協議会は、10月に報告を受けたフィッシングの状況について取りまとめた。

10月に寄せられたフィッシング報告件数は51件で前回から4件増加した。悪用されたブランド件数は10件で、前月を4件上回っている。

一方、増加が目立ったのがフィッシングサイトのユニークURL件数。前月の5倍以上にあたる204件と急増した。2011年5月に314件を記録して以来、1年5カ月ぶりに200件を越える高水準となっている。

同協議会によれば、URL数の増加は、米クレジットカード会社を装ったフィッシングサイトの情報が多数寄せられたのが原因で、海外の無料ホスティングサービス上に多数設置されていたという。

また10月は、金融機関のほか、ISPが提供するウェブメールのアカウント情報を詐取しようとするフィッシング攻撃が発生しているとして、同協議会では引き続き注意を促している。

(Security NEXT - 2012/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
警察庁、サイバー被害のオンライン通報窓口を設置 - 相談なども対応
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加