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Adobe、「Photoshop CS 6」の脆弱性2件を修正 - 旧版は影響受けず

Adobe Systemsは、「Adobe Photoshop CS 6(13.0)」に存在する2件の脆弱性へ対応したセキュリティアップデートを公開した。

同アップデートは、2件の脆弱性「CVE-2012-4170」「CVE-2012-0275」を修正したもの。脆弱性は「Windows」「Mac OS X」の双方に影響があり、悪用された場合、システムの制御を奪われる可能性がある。

同社では脆弱性を修正した「同CS 6(13.0.1)」を用意。適用優先度は、3段階中もっとも低い「3」としており、即攻撃対象となる脆弱性ではないとの見解を示しているが、セキュリティ以外の修正も含まれており、アップデートを実施するよう推奨している。

また同社は、今回修正した脆弱性について「同CS 5.1」「同CS 5」および以前のバージョンへ影響を及ぼさないとしており、アップデートの必要はないとしている。

(Security NEXT - 2012/09/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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