Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ドライブバイダウンロード攻撃の関連マルウェアがランキング上位占める - ESET調査

キヤノンITソリューションズは、ESETが4月に追跡システム「ThreatSense.Net」で検知したマルウェアの状況を発表した。

ESETがまとめたマルウェアランキングによると、改ざんサイトに埋め込まれ、悪意あるプログラムをダウンロードさせるサイトにリダイレクトする「JS/Iframe.CD」が、全体の約5%にのぼり1位だった。

さらに3位の「HTML/Iframe.B.Gen」をはじめ、ドライブバイダウンロード攻撃を構成する「トロイの木馬」「iframe」「JavaScript」が上位10種中7種を占めたという。

2番目に多く検出されたのはインターネットから別のマルウェアをダウンロードするダウンローダー「Win32/TrojanDownloader.Agent.RAG」。6位と9位には、オートラン機能を悪用してリムーバブルメディア経由で拡散する「INF/Autorun」がランクインした。

同社が発表したマルウェアトップ10は以下のとおり。

1位:JS/Iframe.CD
2位:Win32/TrojanDownloader.Agent.RAG
3位:HTML/Iframe.B.Gen
4位:JS/Iframe.CX
5位:HTML/ScrInject.B.Gen
6位:INF/Autorun.Sz
7位:JS/Iframe.CP
8位:INF/Autorun
9位:JS/Kryptik.LX
10位:JS/Iframe.DA

(Security NEXT - 2012/06/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍
「Mirai」と異なるボット、国内ベンダーのルータに感染拡大か
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月7日〜2024年7月13日)