Adobe、深刻な脆弱性を修正した「Flash Player」のアップデートを公開 - Android版も
Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」における複数の深刻な脆弱性を修正したアップデートを公開した。
今回のアップデートは、メモリ破壊をはじめ、あわせて7件の脆弱性を修正したもので、緊急度は4段階中もっとも高い「クリティカル」。
影響を受けるのは、Windows、Mac、Linux向けに提供している「同11.2.202.235」と、Android向けに提供している「同11.1.115.8」および「同11.1.111.9」。以前のバージョンも含まれる。脆弱性が攻撃を受けた場合、アプリケーションがクラッシュし、不正なコードを実行されるおそれがある。
同社では最新版として、WindowsとMac向けに「同11.3.300.257」、Linux向けに「同11.2.202.236」を提供。Android 4.x向けとして「同11.1.115.9」、Android 3.xとAndroid 2.x向けに「同11.1.111.10」を公開した。
またGoogle Chromeについては、同ブラウザの自動アップデートにて対応し、「Google Chrome 19.0.1084.56」に「同11.3.300.257」が含まれる。さらに「Adobe AIR」についても「同3.3.0.3610」を用意した。
適用優先度は、WindowsとMac向けに提供する「同11.3.300.257」に対し、30日以内のすみやかなアップデートを求める適用優先度「2」を設定。他プラットフォームは、1段階低い「3」にレーティングしている。
(Security NEXT - 2012/06/11 )
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