PHPのCGIモード利用時に深刻な脆弱性 - コード流出やDoS攻撃のおそれ
PHPをCGIモードで利用している場合に影響を受ける深刻な脆弱性「CVE-2012-1823」が判明した。
PHPをCGIモードで使用した場合、検索文字列として渡される環境変数「QUERY_STRING」の処理に不具合が存在するもので、コマンドラインオプションとして認識され、リモートからコードを読み取られたり、サービス拒否が発生する可能性があるという。「mod_php」などCGIモード以外で利用する場合は影響を受けない。
The PHP Groupでは、脆弱性を解消した「PHP 5.3.12」「PHP 5.4.2」を5月3日に公開。旧バージョンの利用者にアップデートを呼びかけているが、一部修正漏れがあったとして、再度アップデートを5月8日に実施する予定。
(Security NEXT - 2012/05/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
