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「Flashback」の感染端末は14万台に減少、予想より遅いペース - Symantec

Symantecは、Javaの脆弱性を悪用してMacへ感染する「Flashback」の感染動向について、経過を報告した。依然14万台が感染しているという。

ピークを迎えた4月9日には、60万台が感染していたと見られる「OSX.Flashback.K」だが、一般的な「Flashback」の亜種について削除できるJavaのアップデートが公開されて以来、感染数は減少しており、4月16日の時点で14万台が感染している状況だという。

同社は感染数の推移について、セキュリティベンダー各社より駆除ツールが公開されている状況で、当初の予想より遅いペースであると指摘。

依然アップデートを実施していないユーザーに対し、Appleから提供されているパッチを適用し、さらにセキュリティベンダーが提供する無償の駆除ツールを活用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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