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「Flashback」の感染数が半減、無償対策ツールを用意 - Symantec

シマンテックは、Mac OS Xを標的にしたマルウェア「Flashback」の感染数について、4月11日時点で27万台まで減少したことを明らかにした。

同社は、4月4日の時点で推定感染台数が55万台に達したとする「Dr.Web」の報告を紹介。これまでもMac OSを標的としたマルウェアは確認されてきたが、今回の「OSX.Flashback.K」は感染台数が膨大な数にのぼっていることが特徴と指摘する。

シマンテックの調査では、ピークを迎えた4月6日に、60万台まで増加したと予測しているが、それ以降は減少に転じており、10日には38万台、11日には27万台へと半減したという。

国別の感染状況を見ると、米国が全感染数の47.3%を占めて最も多く、カナダ、英国と続く。日本も1.9%と割合は小さいが、感染が確認されている。同社では、感染被害拡大を受けて無償の対策ツールを用意。インターネット上で提供している。

(Security NEXT - 2012/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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