MS、「緊急」2件含む月例セキュリティ更新プログラム8件を公開 - 23件の脆弱性を修正
日本マイクロソフトは、8件の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、23件の脆弱性を修正した。深刻度「緊急」のプログラムは2件含まれる。
深刻度が「緊急」とされている「MS11-081」は、「Internet Explorer」の累積的な脆弱性を修正するプログラム。未公開の脆弱性8件に対応した。いずれもメモリ破壊につながる脆弱性で、細工されたページを開いた際にコード実行されるおそれがある。
深刻度「緊急」とレーティングされたもう1件は「MS11-078」。「.NET Framework」における「Silverlight」の不具合を解消した。コンパイルを実施しながらインストールするため、適用に時間がかかる場合がある。
残りのプログラムは、いずれも深刻度「重要」。「MS11-075」は、拡大鏡や音声サポートなど提供する「Microsoft Active Accessibility」の不具合を修正するパッチ。APIに存在する不正なライブラリがロードされる脆弱性が悪用された場合、リモートでコードが実行される。
また「Windows Media Center」におけるライブラリ不正問題についても「MS11-076」にて修正された。「MS11-075」「MS11-076」いずれも従来のライブラリロード問題にくらべ、一定の条件が必要となり、悪用が難しいという。
(Security NEXT - 2011/10/12 )
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