ネットバンクのログイン情報騙し取るメールに注意 - 今度は三井住友銀行がターゲットに
三井住友銀行を装い、同社ネットバンキングサービスの利用者からアカウント情報を騙し取る攻撃が発生している。同行やフィッシング対策協議会では、誤って個人情報を送信しないよう注意を呼びかけている。
問題のメールは、「セキュリティの向上にともない、SMBCダイレクトの暗証カードを再発行する」などと騙してアカウント情報の送信を求めるもので、「手続きしないと支障をきたす」などとユーザーの不安を煽る内容だった。
メールには実行ファイルが添付され、起動すると契約者番号や暗証番号、乱数表の入力する欄があり、情報の送信を促すという。
三井住友銀行は、SMBCダイレクトの利用者に対してメールやウェブサイトを通じて注意喚起を実施。フィッシング対策協議会では、JPCERTコーディネーションセンターへ対応を依頼した。
8月下旬ごろから三菱東京UFJ銀行に対する同様の攻撃が確認されており、セキュリティベンダーや情報処理推進機構(IPA)などが注意喚起を行ったばかり。今後さらに他金融機関へ攻撃が拡大するおそれもある。
(Security NEXT - 2011/10/06 )
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