Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットバンクのログイン情報騙し取るメールに注意 - 今度は三井住友銀行がターゲットに

三井住友銀行を装い、同社ネットバンキングサービスの利用者からアカウント情報を騙し取る攻撃が発生している。同行やフィッシング対策協議会では、誤って個人情報を送信しないよう注意を呼びかけている。

問題のメールは、「セキュリティの向上にともない、SMBCダイレクトの暗証カードを再発行する」などと騙してアカウント情報の送信を求めるもので、「手続きしないと支障をきたす」などとユーザーの不安を煽る内容だった。

メールには実行ファイルが添付され、起動すると契約者番号や暗証番号、乱数表の入力する欄があり、情報の送信を促すという。

三井住友銀行は、SMBCダイレクトの利用者に対してメールやウェブサイトを通じて注意喚起を実施。フィッシング対策協議会では、JPCERTコーディネーションセンターへ対応を依頼した。

8月下旬ごろから三菱東京UFJ銀行に対する同様の攻撃が確認されており、セキュリティベンダーや情報処理推進機構(IPA)などが注意喚起を行ったばかり。今後さらに他金融機関へ攻撃が拡大するおそれもある。

(Security NEXT - 2011/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
フィッシング報告、過去最多の水準続く - 4分の1が証券関係
先週注目された記事(2025年5月4日〜2025年5月10日)
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意