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検知回避機能を強化したオートラン悪用マルウェアが発生 - マカフィーレポート

また同社によれば、トップ10内にランクインはしていないが、IRCボットの一種である「W32/Pinkslipbot」の被害が目立っているという。オンラインバンキングのアカウント情報を盗むほか、セキュリティ対策ソフトの動作を妨害するという。

先月から今月にかけて、Mac OSを狙った偽セキュリティソフト「MacDefender」の亜種が多数検知された。Androidを狙ったマルウェアも増加傾向にあり、Windows以外のOSでもセキュリティ対策の強化が迫られている。

5月にあらたに報告されたモバイルマルウェアは35件だった。OS別に見ると、最も多かったのはSymbian OS 9以降のプラットフォームを対象とするマルウェアで、次にAndroidを狙ったものが多かった。2004年6月以降のマルウェア累計件数は1065件で、月平均17.1件増加している。

また5月には、受信したSMSや送信者の電話番号、端末識別番号、インストール済みアプリ一覧などの情報を外部サーバへ送信するAndroidマルウェアがあらたに確認されている。

同社が発表した検知マシン数のトップ10は以下のとおり。

ウイルス

1位:Generic!atr
2位:W32/Conficker.worm!job
3位:W32/Conficker.worm.gen.a
4位:Generic PWS.ak
5位:New Autorun!inf.b
6位:PWS-Gamania.gen.a
7位:W32/Conficker.worm.a!a
8位:X97M/Laroux.a.gen
9位:W32/Conficker.worm
10位:New Autorun!inf.c

不審なプログラム(PUP)

1位:Generic PUP.x
2位:Adware-OptServe
3位:Generic PUP.d
4位:RemAdm-VNCView
5位:Generic PUP.z
6位:ASKToolbar.dll
7位:MWS
8位:Adware-Softomate.dll
9位:Adware-UCMore
10位:Tool-ProduKey

(Security NEXT - 2011/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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