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オートラン停止プログラムをMicrosoft Updateなどで配布

日本マイクロソフトは、「Microsoft Update」や「WSUS」を通じ、オートラン機能を停止させるプログラムの自動配布を開始した。

オートラン機能を悪用するウイルスの発生を受けて、同社では2009年2月より同社ダウンロードセンターで、オートラン機能を停止するプログラムの配布を開始しているが、「Microsoft Update」や「WSUS」による「Windowsの自動再生機能の更新プログラム」の提供をあらたに開始したもの。

インストールすると、USBメモリなど外部接続デバイスを接続しても、自動実行が無効となる。CD-ROMやDVD-ROMなどは影響を受けない。

USBメモリにより供給されており、オートラン機能を活用しているソフトウェアなどは、同プログラムを適用した場合、手動でアプリケーションを起動する必要がある。

同社によれば、USBメモリ経由で感染するウイルスに対する認知が拡大しており、配布による混乱が生じないと判断、提供を開始したという。

(Security NEXT - 2011/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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