複数のカード情報を要求する「MasterCard」装ったフィッシング
フィッシング対策協議会は、「MasterCard」を装ったフィッシング攻撃が発生しているとして注意喚起を行っている。
同協議会によれば、今回確認されたフィッシングメールは、「MasterCard Account Holder」といった件名で送信されているという。本文は英語で書かれており、「あらたなセキュリティ認証を導入し、アカウントのアップデートが必要」などとだまして不正サイトへ誘導する。
誘導先のサイトでは、個人情報やカード情報などを入力させるフォームが用意されており、1種類のクレジットカード情報にとどまらず、補助的に利用している別のカード情報についても入力させようとしていた。またフィッシングサイトのユニークURLは、確認されているだけでも7件にのぼっている。
12日昼過ぎの時点で稼働中であることから、同協議会では閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。インターネット利用者へ注意喚起を行うとともに、類似するメールを発見した場合は、同協議会まで連絡してほしいと呼びかけている。
(Security NEXT - 2010/10/12 )
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