高成長市場は「セキュリティサービス」、クラウドの利用拡大もセキュリティ市場を後押し - IDC調査
2009年の国内セキュリティ市場規模実績と2014年までの予測を発表した。セキュリティサービス市場の成長率が最も高く、2014年までの年間平均成長率を9.5%と予測している。
レポートによると、2009年のセキュリティソフトウェアの市場規模は、前年比0.9%増の1928億円。ウイルス対策やメールセキュリティ製品で年間ライセンスビジネスが確立しており、収益が安定しているため、停滞する経済状況の中でも堅調に推移すると分析。2014年までの年間平均成長率は3.2%で、2014年の市場規模は2252億円となる見込み。
一方、セキュリティアプライアンス市場では、中小企業向け製品の多いUTM機器などに投資意欲低下の影響で、2009年の市場規模は前年比マイナス12.3%、333億円へダウン。景気動向の影響を受けるものの、2014年までの成長率を4.8%と予測している。
もっとも高い成長が期待されるのがセキュリティサービス市場で、2009年の市場規模は前年比7.5%増となる6177億円。定期契約で安定し、今後は大企業にくわえて中小企業向けのサービスが充実。
(Security NEXT - 2010/06/21 )
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