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NECのパッチやソフト管理製品にサービス停止の脆弱性

NECのセキュリティパッチ管理製品「CapsSuite Small Edition PatchMeister」や、ソフトウェア管理製品「WebSAM DeploymentManager」に、サービス停止の脆弱性が見つかったとして、同社や情報処理推進機構(IPA)が利用者へ対策を呼びかけている。

「CapsSuite Small Edition PatchMeister Ver2.0 Update2」や「WebSAM DeploymentManager Ver5.13」、およびこれら製品の以前のバージョンにおいて、クライアントサービスを導入した端末でサービス停止の脆弱性が判明したもの。外部から特定のパケットを受信するとOSが停止したり再起動するという。

「WebSAM DeploymentManager」については、「BladeSystemCenter」「ExpressSystemCenter」のほか、「SigmaSystemCenter 2.1 Update2」「VirtualPCCenter 2.2」やそれ以前のバージョンでも提供されており、これら製品の利用者にも影響がある。

同社では脆弱性を解消した修正モジュールを用意したほか、ファイアウォールの設定など対策方法をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2010/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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