Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング攻撃、1月のピークから緩やかな減少傾向 - 犯罪組織「Rock Phish」が衰退

RSAセキュリティは、3月のフィッシング攻撃の発生状況を取りまとめた。ピークを迎えた1月より緩やかな減少傾向が続いている。

徐々にではあるものの、1月の1万8820件をピークに減少傾向にあり、3月は1万7579件。犯罪組織「Rock Phish」の活動の衰退が報告されており、Fast-flux型攻撃の割合についても14%へと減少している。国内でホストされたフィッシングサイトは18件だった。

100427rs.jpg
緩やかな減少傾向が続く(グラフ:RSAセキュリティ)

悪用されたブランドは275件で前回の282件から微減。3月にはじめてフィッシング攻撃を受けたのはわずか20ブランドで、4割強は5回以上の攻撃を受けている。

フィッシング攻撃を受けたブランドでは、米国の割合が43%から25%へと大きく減少。一方で前回同様36%の割合を保ったイギリスがトップとなっている。一方、フィッシング攻撃を受けたブランドの国を見てみると、48%が米国、18.5%がイギリスで上位2カ国で66.5%を占めた。

(Security NEXT - 2010/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2025年1月19日〜2025年1月25日)
フィッシングURLが過去最多の約12万件 - 報告も23万件超に
11月のフィッシング攻撃は報告、URLともに過去2番目の規模
先週注目された記事(2024年12月8日〜2024年12月14日)
先週注目された記事(2024年11月24日〜2024年11月30日)
フィッシング報告が18万件超、過去最多 - URLも大幅増
9月のフィッシング報告、悪用URLが前月比4割減