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詐欺サイトが増加、改ざんサイトは半減して小康状態 - 「Gumblar」の手法をフィッシングに応用か

同社では、改ざんにより作成されたフィッシングサイトについて、ブラックリストでは迅速な対応が困難であると問題点を挙げ、さらに被害に遭った企業も、ドメインがブラックリストに1度登録されると、リストから削除されるまで時間がかかるなど影響の大きさを指摘している。

一方、不正改ざんサイトの検知数は609件で、前月の1140件から大幅な減少を見せた。3月に検知された改ざんサイトは、依然として企業サイトが中心で3月も72%を占めているという。

また不正改ざんサイトのうち、「Gumblar」が原因と見られる改ざん被害は453件で、件数は前月より減少しているものの、割合は74.4%と高水準だった。

(Security NEXT - 2010/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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