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BitDefenderの定義ファイルに誤検知の不具合 - システムファイルなどを誤って隔離

BitDefenderが3月21日1時から3時半にかけて配布した定義ファイルを適用すると、システムファイルなどを誤って隔離する問題が生じることがわかった。すでに不具合は修正されているが、同社は問題の期間中に定義ファイルを適用したユーザーへ、対処方法などをアナウンスしている。

期間中に自動アップデートにより問題の定義ファイルを適用している場合、実行ファイルやライブラリファイルなど正常なファイルを誤ってウイルスとして検知し、隔離してしまう可能性があるもの。システムや同ソフトのファイルについても誤って隔離されるおそれがある。

影響を受けるのは、「BitDefender 2008」「同2009」「同2010」「同for File Server」「同Client Security」。自動修復などで復旧することが可能だが、障害が発生した状態で再起動したり、同ソフトの再インストールのタイミングによっては、復旧できず起動できなくなる可能性もあるという。

同社の国内代理店であるサンブリッジ ソリューションズでは、問題の定義ファイルを適用した場合の復旧方法をウェブサイト上でアナウンスしている。

BitDefender 製品 64bit版製品での誤検知問題について
http://www.bitdefender.jp/20100321.php

BitDefender
http://www.bitdefender.jp/

サンブリッジ ソリューションズ
http://www.sunbridge-sol.com/

(Security NEXT - 2010/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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