Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

リモートでコードが実行される深刻なIEの脆弱性を検証 - NTTデータ・セキュリティ

「Internet Explorer 6」「同7」に未解決の脆弱性が見つかった問題で、NTTデータ・セキュリティが検証レポートを発表した。

問題の脆弱性は、細工が施されたウェブページを閲覧した場合、解放済みのメモリへアクセスが発生するもので、外部からリモートでコードが実行される可能性がある。同社は実際に細工を施されたページを読み込ませる検証を実施し、外部システムより攻撃先の制御を奪取できることを確認した。

ゼロデイ攻撃が発生しているもののセキュリティ更新プログラムは提供されておらず、同社では最新版となるIE 8へのアップデートをはじめ、提供元であるマイクロソフトが推奨する回避策を講じるよう呼びかけている。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2010/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を