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「世界一厳しい日本の顧客に対応するためにソースコードを国内に用意」 - シマンテック加賀山氏

シマンテックは、都内で記者会見を開催し、2010年のエンタープライズ市場におけるビジネス展開を説明した。

登壇したシマンテック代表取締役社長日本担当バイスプレジデントの加賀山進氏は、アジア太平洋地域と日本における2009年第4四半期の売上高について触れ、前年同期比11%増と好調であり、全体の15%にまで成長している点を説明。同社戦略において従来より推進しているセキュリティとデータ保護分野へ引き続き注力していくことを確認した。

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加賀山氏

特にデータ保護分野では非構造化データの増加が著しい点を指摘。一方でストレージの使用率が3割強と効率が悪い状況もあり、今後外部ストレージを活用したコストやエネルギー削減のニーズが拡大するとして、同社が展開するクラウドを活用したストレージサービスにおける優位性をアピール。

今後同社はエンタープライズのマーケットに対して、事業分野を分けてソリューション対応を強化するスペシャリゼーションを推進、分野ごとに特化したパートナーを獲得して販売を強化。先日発表した富士通とのグローバルパートナー契約などとともに展開していく。

(Security NEXT - 2010/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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