Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Gumblar」攻撃へ悪用された脆弱性を解消 - 「Adobe Reader」最新版が公開へ

Adobe Systemsは、深刻な脆弱性を解消した「Adobe Reader 9.3」「同Acrobat9.3」を提供を開始した。問題の脆弱性は、すでに「Gumblar」攻撃への悪用も確認されている。

今回のアップデートでは、8件の脆弱性へ対処。脆弱性はプラットフォームに関係なく「バージョン9.2」および「バージョン8.1.7」および、それぞれ以前のバージョンへ影響があるという。脆弱性が悪用されるとクラッシュし、リモートでコントロールされるおそれがある。

同社は、最新版となる「バージョン9.3」へのアップデートを推奨しているが、バージョン8のユーザー向けにも脆弱性を解消した「バージョン8.2」を用意している。

Security updates available for Adobe Reader and Acrobat
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb10-02.html

Adobe Systems
http://www.adobe.com/

(Security NEXT - 2010/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供