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検査用に用意した金融機関の個人情報が所在不明に - 預金保険機構

預金保険機構において、金融機関が保有する個人情報を保存したメディアが所在不明になっている。

紛失したのは、同機構検査部が検査用書類を作成するために用意したCDやフロッピーなど4枚で、11月17日に紛失に気がついた。そのうち1枚には、金融機関の預金者に関する個人情報など数十万件が保存されていたと見られている。

データにはパスワードを設定しており、部外者は解読が困難だという。また不正利用などの報告も受けていないとしている。同機構では、担当理事が金融機関に対して11月26日に事情を説明、謝罪している。

また同機構では、コンプライアンス委員会を開催し、原因調査を実施する。またCDの受け渡しや管理を管理担当に一元化するなど再発防止に取り組む。

預金保険機構
http://www.dic.go.jp/

(Security NEXT - 2009/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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