Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性を解消した「Adobe Reader 9.1」などが配布開始へ

米Adobe Systemsは、2月に「Adobe Reader」や「Adobe Acrobat」に脆弱性が見つかった問題で、一部バージョンに対して修正プログラムの提供を開始した。

今回提供が開始されたのは、「Adobe Reader 9.1」「Adobe Acrobat 9.1」。旧バージョンも影響を受けるため、同社ではバージョン8や7に対してもパッチの準備を進めており、同社では3月18日までに提供する計画だという。またUNIX向けの「Adobe Reader 9.1 for Unix」については3月25日までに提供する予定。

問題の脆弱性が攻撃を受けた場合、バッファオーバーフローによりアプリケーションがクラッシュし、システムが乗っ取られる可能性がある。すでに脆弱性を悪用するマルウェアもセキュリティベンダーによって確認されている。

Security Updates available for Adobe Reader 9 and Acrobat 9
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb09-03.html

Adobe Systems
http://www.adobe.com/

(Security NEXT - 2009/03/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み