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日立ソフト、機微情報のみ受託管理する「匿名バンク」 - 「Wii Fit」の健康指導システムにも応用

日立ソフトウェアエンジニアリングは、個人情報の機微情報を匿名化し、受託管理するASPサービス「匿名バンク」を、4月1日より提供開始する。

同サービスは、機密性の高い機微情報を匿名化した上で受託管理するソリューション。氏名や住所といった個人を特定する個人情報と機微情報を分割。個人情報を利用者が、機微情報にIDを付与した上で同社が管理することで情報漏洩のリスクを抑えることができる。

また同社では受託した匿名データについて統計処理を行った上で事業者に提供したり、データマイニングサービスを展開するほか、事業者間の複数サービスを連携できるハブ機能なども提供する予定。

同社や日立製作所は、健康保険組合や特定保健指導サービス機関へ提供される任天堂の「Wii Fitからだチェックチャンネル」において、遠隔健康指導の基盤システム開発しているが、こうしたシステムへの応用についても想定されているという。

(Security NEXT - 2009/03/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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