Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

制御システムベンダー向けにセキュリティ情報提供を強化 - JPCERT/CC

JPCERTコーディネーションセンターは、制御システム技術者におけるセキュリティ関連情報の共有を目的とした「制御システムベンダーセキュリティ情報共有タスクフォース」を発足した。

同組織は、制御製品や制御システムのベンダー、SIer、研究者を対象に、JPCERTが蓄積したセキュリティ関連情報を提供するもの。

JPCERTは、制御システム分野におけるセキュリティ対策や評価などは整備段階にあるとし、今後情報収集などの負担増大が予想されると指摘。今回設立したタスクフォースを通じてニュースや調査報告などの情報提供を行うほか、技術者など参加者の意見も踏まえた上で、積極的に活動していくという。情報配信は月1回ほどで定期会合の開催も予定している。

参加者は、JPCERTが2月18日に開催した「制御システムセキュリティワークショップ2009」で希望者を募集しており、今後は既存メンバーの紹介を通じて登録していくという。参加費は無料。

JPCERTコーディネーションセンター
http://www.jpcert.or.jp/

(Security NEXT - 2009/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開