「Winny」利用者は昨年の8割程度、一方「Share」は増加 - ネットエージェント調べ
ネットエージェントは、年末年始に同社が観測したファイル共有ソフトの利用状況について取りまとめた。
国内で利用の多い「Winny」や「Share」ほか、「LimeWire」「Cabos」など主要ファイル共有ソフトについて、同社が独自に開発したシステムを利用して2008年12月27日から2009年1月4日までの「ノード数」を調べたもの。
「Winny」は、2007年度中盤以降、緩やかな減少傾向が続いているが、今回の調査で観測されたノード数は平均約24万件と前回調査の約80%程度だった。利用のピークは26万8891件を観測した1月3日だが、昨年同時期にもっとも少なかった1月1日を下回る結果で、昨年同時期を上回った日は1日もなかった。
「Share」については、「Winny」と傾向が異なり増加傾向を見せている。平均ノード数は約17万件で前年度から約1割上昇。2008年ゴールデンウィークと比較しても微増したという。利用のピークは18万4016件を観測した長期休暇の最終日となる1月4日だった。
一方、「LimeWire」および「Cabos」のノード数についても昨年より減少した。欧米での利用が盛んなことから国内主要ファイル共有ソフトを大きく上回る平均約260万のノード数が観測されている。
(Security NEXT - 2009/01/07 )
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