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「Winny」上の圧縮ファイル、2割がマルウェア - アイコン偽装は9割

ファイル共有ソフト「Winny」に流通するファイルの5%がマルウェアであることが、日立インシデントレスポンスチームの調査によりわかった。

同社が2008年1月から2月にかけて調査を実施し、結果を取りまとめたもので、クローリング調査は2回実施し、約2万2000ファイルを分析したもの。調査結果によれば、「Winny」上のファイルのうち、20件に1件がマルウェアだった。

さらに「zip」「lzh」「rar」など圧縮ファイルに限定すると、約20%がマルウェアだったという。こうしたマルウェアの約9割がはアイコンが偽装されており、7割が暴露ウイルスなどとも呼ばれる「Antinny」やその亜種が占めた。

(Security NEXT - 2008/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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