Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Reader 8.1.2」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開

米Adobe Systemsは、深刻な脆弱性を解消した「Adobe Reader 8.1.3」や「Adobe Acrobat 8.1.3」を公開し、アップデートを呼びかけている。

脆弱性が含まれるのは、いずれもバージョン8.1.2や以前のバージョンで、リモートでコードが実行され、アプリケーションを破壊したり、パソコンを乗っ取られるなど問題がある。「Adobe Reader 9」や「Adobe Acrobat 9」については、今回の脆弱性は影響を受けないという。

今回公開されたアップデートでは、ダウンロードマネージャやJavascript、入力確認エラーの処理など、複数の脆弱性を解消。また特権の昇格などUNIX特有の問題に対しても修正が行われている。

Security Update available for Adobe Reader 8 and Acrobat 8
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb08-19.html

アドビシステムズ
http://www.adobe.com/jp/

(Security NEXT - 2008/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を