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偽セキュリティソフトのインストール状況を確認するトロイの木馬が発生

ハリウッドスターのスキャンダルを装い、トロイの木馬をインストールさせようとする迷惑メールが再び急増している。偽セキュリティ対策ソフトのインストール状況で感染活動が変わるという。

「Trojan.Packed.1198」や「Trojan.PWS.Panda31」が添付されたメールをDoctor Webが確認し、添付ファイルや記載URLへアクセスしないよう警告を発しているもの。アンジェリーナジョリーさんのスキャンダルを示すようなタイトルが記載されており、ビデオクリップなどへ見せかけアクセスを促すという。

以前より指摘されている手口だが、同社によれば今回の流行は、トロイの木馬が流通するメールの半数にのぼることもあるなど規模が大きく、広範囲に感染が広がっているという。

感染するトロイの木馬は、偽セキュリティ対策ソフト「Trojan.FakeAlert」のインストール状況をチェック、インストールされていれば処理を中断し、自分自身を削除する。しかしインストールされていなければ感染し、セキュリティゾーン設定の変更やウイルス対策機能、ファイアウォール、自動更新などを無効化。複数のマルウェアをダウンロードするという。

同社では、見知らぬメールアドレスから送られてきたメールに対して注意喚起を行っている。

Doctor Web
http://drweb.jp/

ネットフォレスト
http://www.netforest.ad.jp/

(Security NEXT - 2008/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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