Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

金融機関などが採用している「nProtect Netizen」に異常終了の脆弱性

金融機関などで採用されているセキュリティ対策ソリューション「nProtect Netizen」に脆弱性が見つかった。すでに修正版の提供が開始されている。

同ソフトは、ウイルス感染やスパイウェア、キーログハッキングによる個人情報の盗難を防ぐセキュリティツール。フィッシング対策機能を搭載しており、金融機関などが採用している。

今回見つかったのは、同Ver5に含まれるActive X「nProtect Starter Control」の脆弱性で、不正なアップデートページへアクセスするとアップデートモジュールが異常終了し、同ソフトが起動できなくなる。

同ソフトを開発した韓INCA Internetでは、6月18日より修正アップデートをリリースしており、同ソフトやPCを再起動した際に自動的に適用される。同ソフトを国内で提供しているネットムーブによれば、今回の脆弱性が悪用されたり、トラブルとなったケースはないという。

nProtect Netizenに脆弱性発見、並びに対応完了のご報告
http://nprotect.jp/news/news080620.html

ネットムーブ
http://www.netmove.co.jp/

(Security NEXT - 2008/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ