Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本狙う継続的なSQLインジェクション攻撃を観測 - ラック

ラックは、日本国内のウェブサーバを狙った攻撃を、同社監視センターで継続的に検知しているとして、注意喚起を行った。

同社が確認した攻撃は、ASP(Active Server Pages)ベースのウェブアプリに対し、SQLインジェクション攻撃を行うもので、他環境に対する攻撃は未確認だという。

ウェブサイトに脆弱性があり、ページが改ざんされた場合は、不正サイトへアクセスさせるSCRIPTタグが埋め込まれ、閲覧者がマルウェアに感染するおそれがある。問題のマルウェアは、オンラインゲームの情報を詐取するプログラムと見られている。

同社ではウェブ運営者に対して、改ざん被害や未解決の脆弱性に警戒するよう呼びかけている。また一般利用者に対しても、脆弱性の解消はもちろんのこと、普段利用するサイトが攻撃を受けた場合などを想定し、JavaScriptを無効にできるプラグインを活用するなど注意を促した。

(Security NEXT - 2008/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「SUSE Manager」にRCE脆弱性、アップデートで修正 - PoCは公開済み
個人情報をメールで誤送信、半年後に判明 - 長崎国際観光コンベンション協会
学修システムに誤設定、仮保存の個人情報が閲覧可能に - 浜医大
財務事務所で個人情報含む書類紛失と誤送付が判明 - 静岡県
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
すかいらーく「テクアウトサイト」 - クレカ情報流出の可能性
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正